みなさん、こんにちは。
茶好きの Andy です。
お茶をよく飲む方なら、
「高山茶は葉が厚いから美味しい」
という話を一度は聞いたことがあると思います。
中には、乾いた茶葉や湿った葉を指でつまんで、
「確かに厚い気がする」と感じる人もいます。
今回は、こんな疑問を共有したいと思います。
高山茶の葉は、本当に厚いのでしょうか?
茶葉の厚さに影響する要因とは?
標高の話に入る前に、
まず知っておくべきことがあります。
茶葉の厚さは、単一の要因で決まるものではありません。
主な影響要因は以下の通りです:
- 茶葉の生育期間(若さ・成熟度)
- 環境温度
- 茶樹の品種
- 日照条件
- 施肥状況
- 降雨量と水分供給
今回の測定は、今年の春茶を対象とし、条件は以下の通りです:
- 同一品種:青心烏龍
- 茶園の標高:700 m ~ 2,600 m
- 各葉について「葉の長さ」と「葉の厚さ」を測定
- 「葉の長さ」を統制変数として分析
サンプル数が限られているため、
統計的有意差(p-value < 0.05)の検定は行っていません。
以下は傾向観察としての結果です。
観察結果(画像参照):
- 700–1,200 m:厚さは主に 0.17–0.19 mm
- 1,700 m 以上:0.21 mm を超える葉が出現
- 2,600 m:0.22–0.24 mm に安定
データから、葉の厚さの上限は
標高が高くなるほど上昇する傾向が見られます。
ただし、すべての高山茶が厚いわけではなく、
「厚く育つ可能性が高い」ということです。
季節は茶葉の厚さに影響するのか?
データ中の No.9(春茶)と No.10(夏茶)を比較すると:
- 同じ標高・同じ品種条件でも
- 春茶の方が明らかに葉が厚いことが分かります
また、興味深い点として:
夏茶では、より成熟した葉位でも
「厚くなろうとする傾向」は見られますが、
全体の厚さは春茶には及びません。
これは、季節による生育リズムや生理状態が
葉の構造に大きく影響していることを示しています。
手で厚さの違いは分かるのか?
実測データによると:
- 茶葉の厚さはおよそ 0.14~0.24 mm
- 多くのサンプル差は 0.02~0.05 mm(20~50 µm)
人の指先が識別できる厚さの差は
およそ 0.1 mm 程度とされています。
つまり、0.02~0.05 mm という差を
触感だけで正確に判断するのは、ほぼ不可能です。
では、私たちは何を触っているのか?
茶葉を指でつまんだり触ったりするとき、
実際に感じているのは「厚さ」ではなく:
葉肉の弾力 × 表面構造
具体的には:
- 繊維の密度
- 葉肉の締まり具合
- 茶葉の成熟度や組織構造
そのため、厚さが近くても
「厚みがある」「柔らかい」「硬い」など、
異なる印象を受けるのです。
お茶の良し悪しは、
最終的には「飲んで判断する」ものです。
口に含んだときの感覚こそが、
その茶の本当の品質を語ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
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