皆さん、こんにちは。
お茶好きの Andy です。
茶葉を買うとき、パッケージのラベルをよく見たことはありますか。
今回は、台湾の茶葉表示ルールで注意したいポイントをご紹介します。
先に結論をお伝えします。台湾産の茶葉として適正な商品には、
少なくとも品名、内容物、正味重量、事業者情報、原産地、有効期限、そしてトレーサビリティ QR コード
(または生産履歴マーク、有機マーク)が表示されています。
さらに、繁体字中国語で表示されていること、文字が十分な大きさであること、
有効期限がパッケージまたはラベルに直接印字されていることが必要です。
なぜ表示が大切なのでしょうか?
消費者には知る権利があります。茶葉の場合、特に大切なのは有効期限と成分の表示です。
輸入茶葉と台湾茶葉をブレンドした場合は、配合比率の高い順に原産国を表示しなければなりません。
食品安全をめぐる流れも以前とは変わってきました。
関心は「安全に飲めるか」から「だまされていないか」、つまり食品偽装(Food Fraud)へと広がっています。
分かりやすい表示は、消費者に対する最も基本的な誠実さです。
茶葉のパッケージには何を表示すべきでしょうか?
「食品安全衛生管理法」第22条により、包装食品は中国語と通用記号で以下の項目を明瞭に表示しなければなりません。
茶葉のみの商品に当てはめると、次のようになります。
1. 品名:商品の実際の名称。
2. 内容物名称:2種類以上を混合する場合は、含有量の多い順に表示します。
3. 正味重量、容量または数量。
4. 食品添加物名称:茶葉のみの商品には添加物がないため、表示は不要です。
5. 製造業者または国内責任業者の名称、電話番号、住所。
6. 原産地(国)。
7. 有効期限。
8. 栄養表示:茶葉のみの商品は免除されます。次の項目でご説明します。
9. 遺伝子組換え食品原料:茶葉は遺伝子組換え製品ではないため、表示は不要です。
有効期限は「有効日期:年年年年月月日日」の形式で表示することをおすすめします。
「賞味期限」など他の表現はできるだけ避けてください。台湾では「有効日期」が最も正確な表示です。
茶葉に栄養表示は必要でしょうか?
必要ありません。
衛生福利部が公告した「栄養表示を免除できる包装食品の規定」
(2018年3月14日、衛授食字第1071300397号、食品安全衛生管理法第23条に基づく)
により、他の原料や食品添加物を含まない抽出用の茶葉は、栄養に関する強調表示がない場合、栄養表示が免除されます。
ただし、取引先や販売チャネルから栄養表示を求められた場合は、対応してください。
これは無理な要求ではなく、相手企業の管理システム上必要なものです。
そもそも栄養表示が免除される食品の種類は多くありません。
栄養表示を行う場合は、同法第22条の規定に従う必要があります。
台湾産100%のお茶には、もう一つマークが必要です
ここが最も忘れやすい点です。
農業部は「農産品生産及び検証管理法」第16条第3項に基づき、
国産茶葉をトレーサビリティ情報の登録が必要な農産品に指定しています
(2022年10月27日公告、2023年8月22日改正、農糧字第1121096129号)。
2023年1月1日以降に製造された国産茶葉で、
産地を「台湾」と表示するものは、次の三つのうちいずれかが必要です。
1. 農糧産品トレーサビリティコード(QR コード)
2. 生産履歴(産銷履歴)マーク
3. 有機マーク
いずれか一つで構いません。
この規定の目的は、輸入茶が国産茶に混入されたり、国産茶と偽って販売されたりすることを防ぐことです。
国産茶葉に国産以外の茶葉を混ぜることは認められていません。
トレーサビリティ情報を登録していない場合や、表示が不完全または虚偽である場合、
期限内に改善しなければ、6千台湾元以上3万台湾元以下の過料が科され、違反のたびに処分されることがあります。
消費者の皆さんは、QR コードを読み取るだけで、そのお茶の産地を確認できます。
さらに注意したい三つのポイント
文字の大きさ
「食品安全衛生管理法施行細則」第19条により、表示文字は縦横それぞれ2ミリメートル(mm)以上でなければなりません。
最大表面積が80平方センチメートル未満の小型包装では、品名、事業者名、有効期限以外の項目は2ミリメートル未満でも構いません。
言い換えると、どれほど小さな包装でも、品名、事業者名、有効期限の三つは2ミリメートル以上を保つ必要があります。
繁体字中国語であること
同じく施行細則第19条により、台湾国内で製造された商品が外国語を併用する場合は、中国語を主とし、外国語を補助としなければなりません。
英語、日本語、簡体字を併記することはできますが、法令で定められた項目はすべて、繁体字中国語で完全かつ明瞭に表示する必要があります。
簡体字は台湾で一般に用いられている文字ではないため、簡体字のみの表示は違反となります(1996年9月18日、衛署食字第85051086号)。
有効期限を別のシールで貼らないこと
有効期限は退色しないインクで印字しなければなりません。
中国語表示全体をシールで貼る場合は、すべての項目を同じラベルに印刷し、日付もそのラベルに印字します。
日付だけを別のシールで貼ることはできません。
シール自体も、はがれにくく貼り替えにくいものである必要があります(2000年2月18日、衛署食字第89008873号)。
よくある違反項目は?
以上のポイントをまとめると、特に問題になりやすいのは次の項目です。
1. 製造日のみで有効期限がない、または有効期限を「無期限」と表示している
2. 有効期限を別の小さなシールで貼っている、または他の表現で表示している
3. 文字が2ミリメートル未満で小さすぎる
4. 外国語のみで、繁体字中国語の表示がない
5. 台湾茶と輸入茶をブレンドしているのに、比率順に原産国を表示していない
6. 台湾産100%のお茶に、トレーサビリティ QR コード、生産履歴マーク、有機マークのいずれもない
次にお茶を買うときは、パッケージの裏面をぜひ見てみてください。表示が明確なお茶こそ、安心して飲めるお茶です。
この記事がお役に立てれば幸いです。
また次回お会いしましょう。
参考資料
1. 国産茶葉をトレーサビリティ情報登録対象の農産品に指定する公告及び遵守事項(農業部主管法規検索システム、中国語)
https://law.moa.gov.tw/LawContent.aspx?id=GL001502
2. 2023年元旦以降に製造された国産茶はトレーサビリティ表示が必要(有機農業全球資訊網、中国語)
https://info.organic.org.tw/34051/
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