お茶の旅
2025.09.19

お茶を淹れるときに浮かぶ「毛」のようなものは何?飲んでも大丈夫?

お茶を淹れるときに浮かぶ「毛」のようなものは何?飲んでも大丈夫?

皆さん、こんにちは。お茶好きの Andy です。

お茶を淹れると、

光の反射で茶湯の表面にふわふわとした「毛」のようなものが

浮いているのに気づいたことはありませんか?

最初は「ほこり?異物?」と心配になりますよね。

そのお茶は飲んでも大丈夫なのでしょうか?

今日はこのよくある疑問についてお話しします。




なぜ茶湯に毛のようなものが浮くのか?異物なの?

原因は主に2つ考えられます。

1. 茶葉の白毫(はくごう)

高級茶、特に新芽や特定の品種で作られたお茶の表面には、

細かい白い毛(白毫)が覆っています。

これは茶葉を守るための自然な構造で、

抽出時にお湯で取れて茶湯に浮かぶことがあります。

全く問題なく、むしろ茶葉が新鮮で柔らかい証拠です。



白毫の多さは以下の要因で変わります:

- 季節:夏のお茶は白毫が多い傾向があります。

- 芽の柔らかさ:新芽ほど白毫がはっきりしています。

- 品種:白鷺(白毫種)など、毛が多い品種もあります。



2. 外部からの異物


製茶や抽出の過程で、繊維やほこり、包装の細かい破片などが混入することがあります。

見た目は白毫に似ていますが、実際は異物です。




茶湯の毛のようなものは飲んでも大丈夫?

- 白毫の場合:安心して飲めます。害はなく、品質の象徴でもあります。

- 異物の場合:飲まない方が良いです。フィルターを使うか、茶葉を入れ替えましょう。




白毫と異物の見分け方

- 白毫の特徴:短くて細かく、半透明。水に漂っていても目立ちすぎない。

- 異物の特徴:長めで色が不揃い、質感も粗い。フィルターでこすとすぐ分かります。


まとめると、お茶に浮いている「毛」のようなものを見ても慌てる必要はありません。

多くの場合、それは茶葉本来の白毫であり、安心して飲めます。

特に夏茶や新芽のお茶、特定品種ではよく見られます。



ただし、異物の可能性がある場合は、茶葉を変えるかフィルターを使った方が安心です。

本日はここまで。

少しでも参考になれば幸いです。


また次回お会いしましょう!


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