経済部中小及びスタートアップ企業署(SMESA)は本日(6月9日)、
「SBIR中小企業イノベーション研究開発補助成果記者会見」を開催し、
中小・小規模企業のイノベーションおよび研究開発を支援してきた政府の具体的な成果を発表しました。
2026年には産業転換をさらに加速するため、地方自治体と連携して地域の中小・小規模企業を国家政策へと結び付け、補助金の上限を引き上げました。
その結果、採択金額は2025年同期比で2倍、採択件数は44%増加し、AI技術の導入率も33%向上しました。
また、AIスマート活用、無人モビリティ活用、ネットゼロ関連など計20件のプロジェクトが採択され、
国内外で2億1,000万台湾ドルの売上創出が見込まれています。これにより、
中小・小規模企業のデジタル・グリーン両軸転換を加速し、あらゆる産業のスマート化を推進していきます。
SMESAは、SBIRプログラムが長年にわたり企業にとって利用しやすい研究開発支援環境の整備に取り組んできたと説明しています。
申請手続きの簡素化、ペーパーレス審査の導入、審査期間の大幅短縮に加え、
先行研究段階では計画書の代わりにプレゼンテーション方式を採用するなど、利便性を高めてきました。
今年はさらに産業転換のニーズに対応して補助額を拡大し、
AIなどの先端技術による付加価値を中小企業が幅広く享受できるよう支援し、競争力向上を後押ししています。
SBIRプログラムでは、企業の発展段階に応じて次の3つの研究開発補助制度を提供しています。
• 地方型:地域の特色ある産業の発展を支援
• 中央型:産業技術の革新とサービス高度化を支援
• 分野横断型:中小企業やスタートアップ企業による異業種連携を促進し、革新的技術やビジネスモデルを活用して収益拡大を支援
SBIRは、アイデア創出から製品開発、事業モデルの実装まで企業を支援し、イノベーション推進の重要な後ろ盾となっています。
地方型および中央型の「先行研究(Phase 1)」では100万~150万台湾ドルの補助金を提供し、
研究開発初期の資金不足という課題を解決するとともに、イノベーションへの参入障壁を下げ、
新市場の開拓や新たなビジネス機会の創出を促進し、企業成長と産業高度化に新たな活力をもたらしています。
今回の記者会見では、「鑫榮機械」「上泰工業」「遊山茶訪」「先知科技」の4社が招待され、SBIRを活用した産業高度化・転換の成果を紹介しました。
「鑫榮機械」は第三世代への事業承継後、生産工程のデジタル化を積極的に推進し、生産能力を151%向上させるとともに、英国、南アフリカ、フィリピン市場へ進出しました。
「上泰工業」は環境配慮型ニーズに対応するため低炭素自動車用金属部品を開発し、北米市場で売上を50%伸ばし、生産額は4億台湾ドルに達しました。
「遊山茶訪」はAI茶葉識別システムを開発し、茶業界が抱える人手不足や技術継承の課題を解決するとともに、英国、フランス、韓国市場への進出に成功しました。
「先知科技」はAI技術を活用して農業および製造業の生産工程や品質管理を最適化し、国内20社の中小企業への導入を実現するとともに、日本の食品産業への参入や国内外合わせて3,000万台湾ドルの受注獲得を達成し、AI活用による産業高度化の成果を示しました。
SMESAは、台湾産業の競争力強化に向けて、今後も地方型プログラムの連携手法を継続的に改善し、
より多くの地域企業の高度化を支援するとともに、中央型では審査制度を引き続き見直し、企業のイノベーション資金ニーズに応えていきます。
また、分野横断型では多様なテーマ設定を通じて技術協力を深化させ、革新的な応用サービスの開発を推進し、産業の国際展開を加速していきます。
報道担当
経済部中小及びスタートアップ企業署 副署長 李佳瑾
電話:+886-2-2366-2203
E-mail:jjlee@sme.gov.tw
業務担当
経済部中小及びスタートアップ企業署 科長 吳昆諺
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