皆さん、こんにちは。
お茶愛好家の Andy です。
お茶を飲むことは、健康的な習慣です。
ここで言う「お茶」とは、無糖の茶葉抽出茶のことを指します。
このようなお茶の健康効果の中心となるのは、茶ポリフェノール(Tea Polyphenols)という成分です。
茶ポリフェノールとは?
茶ポリフェノールとは、お茶の葉に自然に含まれるポリフェノール化合物の総称です。
中でも最も知られているのがカテキン(Catechins)です。
カテキンは、抗酸化作用、抗炎症作用、代謝促進など、
人体にさまざまな良い影響を与えることで知られています。
緑茶、ウーロン茶、紅茶の違いは?
主な違いは「発酵(酸化)の度合い」にあります。
- 緑茶:非発酵 → 最も多くのカテキンを保持
- ウーロン茶:半発酵 → カテキンの一部が変化
- 紅茶:完全発酵 → カテキンがほぼ完全に酸化し、テアフラビンやテアルビジンに変化
ここでの「発酵」とは、実際には酵素による酸化反応のことを指し、微生物による発酵ではありません。
したがって、正確には「酸化」という表現が適しています。
では、ウーロン茶にはどんな成分が含まれているのでしょうか?
ここがポイントです。
- 緑茶にはカテキン(Catechin)
- ウーロン茶にはテアシネンシン(Theasinensins)
- 紅茶にはテアフラビン(Theaflavins)
テアシネンシン(Theasinensins)は、「カテキン二量体」とも呼ばれ、
カテキンが酸化結合することで生成される、独自のポリフェノール化合物です。
代表的な種類には、Theasinensin A、B、C、F などがあり、
中でもTheasinensin Aが主要成分の一つとされています。
烏龍茶の製造過程では、半発酵(部分酸化)によりこの変化が引き起こされます。
この反応を促進する主な酵素はポリフェノールオキシダーゼ(Polyphenol Oxidase, PPO)であり、
補助的にペルオキシダーゼ(Peroxidase, POD)も関与します。
その結果、烏龍茶には一部のカテキンが残りながらも、
このような特徴的なポリフェノールが生成され、
緑茶と紅茶の中間に位置する、独自の風味と味わいが生まれます。
今回の内容が皆さんのお役に立てば幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう。
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