皆さん、こんにちは。
お茶好きの Andy です。
定温ポットや再沸騰したお湯でお茶を淹れたとき、
最初の一煎目は美味しく感じても、
二煎目から急に味が落ちると感じたことはありませんか?
今日は、「お茶を淹れるときに再沸騰した水を使わない方がいい理由」をご紹介します。
なぜお茶を淹れるときに水を再沸騰させるのか?
お茶を淹れている時は、会話をしたり、仕事をしたり、来客対応をしたりして、
お湯が冷めることがよくあります。
特に寒い季節はお湯の温度がすぐ下がるので、
多くの人が「もう一度お湯を沸かす」ことに慣れてしまっています。
しかし、この便利な習慣が、少しずつお茶の味わいに影響を与えているのです。
再沸騰した水でお茶を淹れるとどうなる?
繰り返し沸かした水でお茶を淹れると、次のような変化が起こります:
- 苦みや渋みが強くなる
- 香りが弱くなる
- 味に鮮やかさがなくなり、「活きた」感じがなくなる
一煎目はまだ良いとしても、
二煎目、三煎目になると味がはっきり落ちてしまいます。
なぜ煎を重ねるごとに美味しくなくなるのか?
主な理由は2つあります。
1. 水の硬度が高くなる
水を何度も沸騰させると、
蒸発するのは水分だけで、
カルシウムやマグネシウムといったミネラルはポットの中に残ります。
これにより、水が「硬く」なります。
硬度が高い水は、茶葉の苦味や渋味成分(カフェイン、カテキンなど)をより多く抽出してしまい、
結果として、苦く渋く、香りの弱いお茶になってしまいます。
2. 溶存酸素量が減る
水は一度沸騰すると、溶け込んでいる酸素の量が減少します。
再沸騰することで酸素量はさらに低下します。
酸素の少ない水で淹れたお茶は、
味に明るさや清涼感がなくなり、鮮やかさに欠けるようになります。
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再沸騰せざるを得ないときの対策は?
どうしてもお湯を再沸騰させなければならない場合、
次のような方法で風味の低下を抑えることができます:
1. お湯を沸騰させた後、フタを開けて5分ほど冷ましてから使用する
2. 茶葉の抽出時間を短くする
水が硬く、温度が高いほど、苦味や渋味の抽出が早くなります。
抽出時間を20〜30%短縮することで、
よりまろやかな味わいになります。
皆さんが毎回、美味しい一杯を楽しめますように。
またお会いしましょう。
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